目の乾き(ドライアイ)
自律神経失調症の症状には「目の乾き(ドライアイ)」などがあるのをご存知ですか。 目の乾き(ドライアイ)の原因はいろいろですが、ここでは自律神経と瞳孔や涙の関係についてお伝えします。
自律神経の乱れが瞳孔を開かせ、ドライアイになりやすくなる
瞳孔の大きさは2つの内眼筋( 瞳孔散大筋・瞳孔括約筋 )によって調整されます。
瞳孔散大筋は、自律神経の中の交感神経が働くことにより瞳孔を大きくします。
それに対し、瞳孔括約筋は自律神経の中の副交感神経が働くことによって瞳孔を小さくします。
つまり、自律神経が乱れると、交感神経や副交感神経の働きが乱れるので、その支配を受けている瞳孔の調整に関わる筋肉にも影響を及ぼします。
瞳孔の大きさ
また、瞳孔の大きさは入射光線に反応して調整され、適切な視力が出るように働きます。
正常な瞳孔は、正円で左右同じ大きさ(3~5㎜)ですが、様々な条件により1.5( 縮瞳 )~8㎜(散瞳)の中で変化もします。
瞳孔の働き
通常、瞳孔は明るい所では小さくなり、暗い所では大きくなるのですが、「 眩しい 」という状態は、小さくなるはずの瞳孔が大きいまま...つまり、開きっぱなしでいるために起こります。
それは副交感神経の働きが悪くなり、そのため瞳孔を小さくする瞳孔括約筋の働きが低下した結果なのです。
瞳孔が開いたまま明るい所に行くと光が目の中に入りやすく、眩しいと感じやすくなるのです。
目からの刺激が自律神経を乱れさせる
目からの刺激は脳へと影響するので、特に今の時代はPCやスマートフォンを見る時間が多く、そのため知らず知らずのうちに目(脳)を酷使しているので、ずっとし続けないようにしたり、ブルーライトの眼鏡やシートを貼る、そして外の明るい所ではサングラスをかける等して、目への刺激を減らす...といった対応をするのもいいでしょう。
また、寝る前にブルーライトを浴びると交感神経が働きます。すると、副交感神経が働きにくくなり、体を十分に休めることができなくなります。この繰り返しで、自律神経は乱れていき、ますますドライアイを加速させるのです。
目の乾き(ドライアイ)について相談をしたい方へ
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