自律神経失調症に効く薬

自律神経失調症の治療では、服薬治療で症状を和らげたあと心理療法などを行うことが多いです。 もちろん、治療法は患者さんの症状によってそれぞれ異なりますので、みなさんが服薬治療を行うとは限りません。

1つ理解していただきたいのは、薬を飲むことだけで自律神経失調症の症状が完全に治るというわけではないということです。

お分かりいただいているように自律神経失調症とは、体的な面と精神的な面が複雑に絡み合っています。

服薬は、自律神経失調症の症状を抑えますが、根本的に治療するわけではなく対症療法の1つと考えて良いといえます。

自律神経失調症において処方される主な薬

  • 自律神経調整剤
    自律神経の中枢に直接作用して、自律神経の安定をはかります。原因に精神的な面の要素が含まれない場合に効果的です。
    副作用は少ないので、長期間使用できるメリットがあります。
  • 精神安定剤(抗不安剤)
    自律神経の緊張を和らげて、不安や緊張を取り除く役割があります。
    副作用として、眠気・めまい・脱力感が生じる人もいます。
  • ビタミン剤
    自律神経のバランスを整えるビタミンA、B群、C、Eを処方します。また他の薬と併用することを基本としていますので、補助的なものと考えてよいでしょう。
  • ホルモン剤
    更年期の女性や、ホルモンバランスが崩れている女性に処方します。女性ホルモンの補充を目的とします。
  • その他
    抗うつ剤、睡眠誘導剤などを処方します。

このような薬の処方というものは、自律神経失調症の症状がつらくて耐えられないときには、とても有効的な治療法といえます。 しかし薬というものは、症状を抑えるかわりに、さまざまな副作用も生じます。

主な副作用
ふらつき、脱力感、便秘、眠気、口の渇き、嘔吐など

 自律神経に詳しい整体院 

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